勉強しているのに成績が伸びない人へ
「問題集は解いている」
「模試も受けている」
それなのに成績が伸びない。
実は多くの人は「勉強した後の振り返り」をほとんど行っていません。
今回紹介する研究では、
・テスト後に学生がどんな勉強法を使ったか
・今後どのように勉強法を変える予定か
を調査し、学習改善との関係を分析しました。
結論から言うと、
「テストを受けること」だけでなく、
「テスト後に学習法を見直すこと」が重要である可能性が示されました。
結論
この研究では、
テスト後に自分の勉強法を振り返り、新しい学習戦略を取り入れようとした学生ほど学習改善につながる可能性が示されました。
単に問題を解くだけではなく、
「なぜ間違えたのか」
「次はどう勉強するのか」
まで考えることが重要です。
研究概要
研究者:
Hazlettら
発表年:
2025年
論文タイトル:
Self-Testing and Follow-Through of Learning Strategies
研究目的:
・学生はテスト後にどんな学習戦略を使っているのか
・どの戦略を今後使おうとしているのか
・実際に行動へ移せるのか
を調べること。 oai_citation:0‡PMC
研究内容
学生を対象に、
テスト後の学習行動についてアンケート調査を実施。
特に
・自己テスト(Self-Testing)
・復習方法
・新しい学習戦略の採用
に注目しました。 oai_citation:1‡PMC
なぜ重要なのか
多くの学生は
「もっと頑張ろう」
と思います。
しかし、
具体的に勉強法を変えなければ結果は変わりません。
例えば
× ノートを眺める
× 教科書を読むだけ
ではなく
〇 問題を解く
〇 思い出す練習をする
〇 自分にテストする
という学習法の方が効果的であることが過去研究でも示されています。
今回の研究は、
そのような学習戦略を学生が実際に採用できるかを調べた点に価値があります。 oai_citation:2‡PMC
受験勉強への活かし方
① テスト後30分が最重要
模試や問題演習後に
「できた・できない」
で終わらせない。
必ず
・なぜ間違えたか
・知識不足か
・解法不足か
・計算ミスか
を分類する。
② 自己テストを増やす
英単語なら
見る→思い出す
ではなく
隠して答える。
物理や化学も
解説を見る前に
自力で再現する。
③ 勉強法そのものを改善する
勉強時間を増やすより
勉強法を改善する方が伸びることがあります。
例えば
・音読を追加
・想起練習を追加
・インターリービングを導入
などです。
私ならこう活かす
私自身、問題演習後に
「できなかった問題を解き直す」
だけだった時期があります。
しかし、
なぜ間違えたのかを分類し、
次回どう改善するかまで書くようになると、
同じミスを繰り返す回数が減りました。
勉強量よりも、
振り返りの質が大切だと感じています。
個人差があっても伸びる理由
才能や記憶力には個人差があります。
しかし、
学習戦略の改善は誰でも実践できます。
特に
・自己テスト
・想起練習
・振り返り
は能力より習慣の影響が大きい部分です。
そのため、
今の成績に関係なく取り入れる価値があります。
おすすめ教材
『科学的根拠に基づく最高の勉強法』
学習科学の有名研究をまとめて学べるため、本記事の内容をさらに深く理解できます。
『学びを結果に変えるアウトプット大全』
自己テストやアウトプット中心の学習法を実践しやすくなる一冊です。
FAQ
Q. 問題を解くだけではダメ?
A. 解くだけでも効果はありますが、振り返りと改善まで行う方が学習効果は高まります。
Q. 自己テストとは?
A. 教科書やノートを見ずに思い出す練習です。
Q. 受験勉強でも有効?
A. 英語・数学・物理・化学の全科目で活用できます。
まとめ
今回の研究では、
テスト後の振り返りと学習戦略の改善が重要である可能性が示されました。
勉強で伸び悩んでいる場合は、
勉強時間を増やす前に
「勉強法を改善できないか」
を考えてみる価値があります。
特に、
自己テストと振り返りは今日から実践できる強力な方法です。
参考文献
Hazlett ZS et al.
Self-Testing and Follow-Through of Learning Strategies.
2025.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11974538/


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